Apple TV 4Kのレビュー

Apple TVレビューは、カテゴリーごとのレビューからスタートします。まずは、そのスペックを見ていきます。次に、デバイスとそのスペックを検証します。最終的には、このデバイスの品質と価値について評決します。

このデバイス

アップルのデザイン力の高さは有名ですが、Apple TV 4Kもそれに負けず劣らずのルックスです。Apple TV 4Kは、タッチ機能と音声機能を備えたベーシックなセットトップボックス端末です。まずはアンボックスから。

箱の中には、実機のほか、リモコンやAppleのライトニングケーブルが入っています。ただし、リモコンのUSBポートを使っての充電はできません。

また、Apple TV 4Kとテレビを接続するために必要なHDMIケーブルは付属していません。このような基本的な必需品を省くストリーミングデバイスメーカーは、これが初めてではありません。しかし、Apple TV 4Kの価格の高さを考えると悔やまれる。安価なHDMIケーブルを入れてくるとは考えにくい。

Apple TV 4Kの仕様とその他

サイズは3.9インチで、角は丸みを帯びています。高さは1.4インチです。天板はブラックで統一されています。ただし、Apple TVのロゴは、コントラストが滑らかで光沢のあるプラスチックで成形されています。Apple TVの底面には、丸みを帯びた四角形よりもやや小さめの円形のファンコンパートメントを備えています。これにより、デバイスを冷却することができます。

Apple TV 4Kの底面には、印象的な機能が満載されています。Apple TV 4Kは、Bluetooth 5.0とギガビットイーサネット接続を搭載しています。また、64ビットプロセッサも搭載しています。4Kでのストリーミングが可能で、HDRとDolby Atmosに対応しています。

リモート

アプリの「戻る」ボタンとして、リモコンの「メニュー」ボタンを使用することができます。右上のボタンを押すことで、Apple TVのアプリにアクセスできます（詳細は次項で説明）。マイクボタンを使って、Siriなどの音声コマンドを操作することができます。

Apple TVのリモコンには方向キーがありません。代わりに、左、右、上にスワイプして画面間を移動することができます。リモコンのタッチパッド部分は、「OK」ボタンとしても機能し、上部全体をクリック（タップだけではありません）することができます。

面白いですね。タッチパッドで操作できるのはいいのですが、このパッドは機能的にはあまり便利ではありません。例えば、親指を右に動かしてから上に動かすよりも、右にスワイプしてから上にスワイプしたほうが、親指をゆっくり大きく動かして、タッチパッドが「上に移動したい」と認識するまでの時間が短くなります。

温度はタッチパッドに若干の影響を与えるようです。寒いニューヨークの朝、パッドは少し反応が鈍かったです。気温が上がると、より暖かくなりました。問題ではありませんが、パッドの反応が少し良すぎるように感じました。シンプルなロクヨン式の方向指示パッドでよかったと思います。タッチパッドはあまり意味がない。その存在意義は、あくまで高級感を出すこと、「Appleらしさ」を出すことだと思います。

一方、SiriボタンはApple TV 4Kの体験にかなりの付加価値を与えてくれましたが、それについては次のセクションで詳しく説明します。

ユーザーエクスペリエンス

新しいApple TV 4Kのセットアップは簡単です - 特にiOSデバイスを持っている場合は。Apple TV 4Kのセットアップは、iPhoneをApple TVに近づけて、表示される指示に従うだけで完了します。これはすごいことです。Apple TVのホーム画面を見るのに、時間はかかりませんでした。見事なホーム画面です。

Appleのストリーミングプラットフォーム、tvOSは間違いなく最高です。Appleのストリーミングシステム／オペレーティングプラットフォームであるtvOSは、AppleのモバイルプラットフォームであるiOSと同じくらいシンプルで直感的な操作性を実現しています。

設定やAppleのApp StoreがRokuスタイルのサイドバーメニューではなく、同じシンプルなグリッドに設定されているため、ユーザーフレンドリーなプラットフォームとして有名なRokuと同じくらい使いやすいのです、本当にシンプルです。Apple TVのメニューは、魅力的なアイコンのグリッドで構成された1つです。メインメニューにアプリを追加し、表示したい時間を選択します。そして、その内容を見ることができます。Apple TVは、グリッドの上にアプリケーション内のショートカットを表示します。例えば、「ミュージック」にカーソルを合わせると、最近のアルバムへのショートカットが表示されます。Rokuの大きな文字で見やすいデザインとは対極にある、上品なミニマリストのようなシンプルさです。

Apple TV 4Kを含むAppleデバイスで動作する「TV」アプリは、他のアプリのコンテンツをひとつに集約し、ストリーミングプラットフォームの中のストリーミングプラットフォームのようなものです。詳しくは後述します。

すごいんです。ほとんどのストリーミングサービスは非常に有能ですが、その中でも優れたものを際立たせる微妙なUXの違いがあります。ログイン情報は、最も重要な部分のひとつです。これらのプラットフォームでは、Netflixなどのアプリにアクセスするために、ユーザー名やパスワードが必要です。リモートストリーミングデバイスで複雑なパスワードを入力することは困難です。多くのストリーミングサービスでは、スマートフォンとコードを使用して、より速くサインインすることができます。しかし、Appleは、素晴らしい仕事をする他の2つのオプションを提供しています。もう一つの選択肢は、近くにあるiOSデバイスをキーボードとして使うことです。近くのiOSデバイスから、同期を必要としないキーボードを使うのは簡単でした。

音声コマンドを使ってパスワードを作成することもできます。パスワードを大きな声で話すことに抵抗がなければ、これはアプリにログインする簡単で迅速な方法です。

Siriを使った音声コントロールといえば、素晴らしいものでした--でも、完璧ではありませんでした。Apple TVプラットフォームは、アプリを検索するのに苦労しているようでした。Apple TVプラットフォームは、人気のあるアプリを見つけるのに苦労していたようです。不思議なことに、Apple TVは私が言ったことを正しく解釈し（画面下のテキストに「Hulu」または「HBO」と表示される）、正しいページを取得することができませんでした。問題はまだはっきりしない。私のApple TV 4Kは、何度も失敗を繰り返して、ようやくHuluのページとHBOのアプリのページを取得することができました。

TVアプリについて説明しましょう。

Apple TVのTVアプリは、Appleの意図したとおりに行えば、Apple TVの中心的な部分として使うことができる。異なるストリーミングプラットフォームのコンテンツを1つのアプリにまとめ、Appleデバイス間でデータを同期させることができます。TVアプリの背後にある考え方は、ほとんどのストリーミングサービスがアプリのメニューを提供していることです。そして、これらのアプリは、テレビや映画の番組メニューを表示することができます。HuluやHBO Nowでは、視聴可能なすべてのテレビ番組と映画を見ることができます。

希望すれば、個々のアプリを利用することも可能です。Huluは、Huluアプリを経由してApple TVで利用できます。HuluはApple TVのTVアプリの中で動作します。また、Apple TVで視聴した作品をHuluで共有することに同意することができます。これにより、HuluアプリからHuluのビデオを開始、終了し、TVアプリに移動することができます。

TVアプリは特に重要ではありませんが、十分な働きをしてくれます。今のところ、Hulu PlusとHBO Nowがメインになっています。しかし、AmazonビデオのAmazon Channel対応やRokuのRoku Channelのような小規模なストリーミングサービスのハブ''が今後ますます重要になると思われる。Shudderはニッチなサービスで、HuluやNetflixよりもずっとTVアプリへのアクセスが多いだろう。

ストリーミング品質

Apple TV 4Kのストリーミングは、Wi-Fi接続でも有線接続でも完璧だった。非常にパワフルなストリーミングデバイスです。

どのアプリが利用可能かによって、4Kまたは1080pで鮮明なストリーミングを受信しました。ロード時間はほとんどかかりません。優れた音質と画質。

Apple TV 4Kでのストリーミングではほぼ完璧です。RokuやAmazonの最上位機種には及ばないが、メインストリームの競合機種との差は小さい。Apple TV 4Kは、Nvidia Shield TVと同等のビデオストリーミング品質であることが印象的です（Nvidia Shield TVは、Apple TV 4Kができないビデオゲームのストリーミングも可能です - 詳しくはShield TVレビューをご覧ください）。

価格

Apple TVは、Nvidia Shield TVのストリーミング品質と、Rokuに匹敵するストリーミング・プラットフォームを備えています。お金で買える最も高価なストリーミングデバイスであることは間違いない。問題は、Apple TV 4Kを購入するのにかかる費用がどれだけリッチなのか、ということではありません。

Apple TV 4Kは、少なくとも179ドルかかると予想されている それは32GBモデルの場合であり、ストレージ以外のすべての領域で同じスペックを持つ64GBモデルは199ドルで手に入れることができます。税金は含まれていませんが、送料は含まれています。Appleは私のを一晩で発送してくれました。(私はニューヨークに住んでいるので、あなたのマイレッジは異なる場合があります）。

Rokuの最上位機種であるRoku Ultraは、しかし99.99ドルである。AmazonのFire TVラインには比較できる製品がないが、49.99ドルのFire TV Stick 4Kがあり、Fire TV Echoと呼ばれるスマートスピーカー/スマートスピーカーのFire TV Cubeは119.99ドルである。Fire TV Recastは229.99ドルだが、これはOTA DVRを内蔵している。価格は執筆時点のものです。

Apple TV 4Kは非常に高い価格で提供されているが、Rokuなどの他の最上位機種と比較しても、それほど高くもなく、優れているわけでもない。Apple TV 4K & Roku Ultraのストリーミング品質とスペックに差はありません。Apple TV 4Kを選べば、Appleのブランド認知度やデザインの美しさに高いお金を払うことは間違いないでしょう。

評決

Apple TV 4Kは、トップストリーミングデバイスの中に簡単にランクインすることができます。これは間違いなく最高のストリーミングデバイスです。Rokuと同じくらい簡単で快適に使えるが、より洗練されている。豊富なアプリと優れたストリーミング品質を備えています。タッチパッドは不要だと思うなど、小さな欠点もありますが、意味のある不満はあまり思いつきません。最高です!最高ですApple TVでローカルチャンネルをストリーミングできるようになりました。）

Apple TV 4Kの唯一の問題は、価格です。Apple TV 4Kは、Roku Ultraよりも100ドルも80ドルも優れているわけではありません。Apple TV 4Kはしばらく使える一度きりの出費ですが、80ドルはまだ80ドルです！Apple TV 4Kは、Roku Ultraよりも優れています。

Apple TV 4Kは、出費を気にしないストリーマーには最適な選択肢です。それ以外の人は、自分の経済状況を見て決めることになる。